先日、長浜市朝日町に古民家をリフォームした絵画教室兼アトリエ『ナガハマアートラボ』がオープンした。
ここをオープンさせたのは、代表の松野智樹さん。

松野さんは京都の芸大で油絵などを学び、卒業後は京都で古民家をギャラリーにするリメイクプロジェクトに参加。その後、イギリスを中心にヨーロッパを回り、日本に戻り活動をはじめたそうだ。新しい拠点づくりとして始めたナガハマアートラボについてお話しを伺った。

ラボ①

一番の決め手は「自由度が高かった」こと

ラボ②

JP(以下――)この場所にナガハマアートラボを作られたきっかけを教えて下さい。
松野:もともと、長浜図書館の近くで3年ほど前からアトリエ兼絵画教室をやっていたんです。でも少し狭かったので、移転を考えていた時に、たまたま今のオーナーさんがアトリエにきて、うちの孫が絵に興味あるっていう世間話から相談したところ「物件があるよ!」と教えてくれたんです。築100年以上の古民家だったんですが、逆にそれが良かった。土間も広くて。でも一番の決め手は、改装に関して自由度が高かったこと。何か新しい取り組みが出来そうだと思いました。もともと古民家のリフォームの経験もあったので、改修については何とかなるなと思いました。その場でオーナーさんに打診をして、お借りする事になりました。

ラボ③

――2階も改装してるんですか?
松野:松野:やってますよ。実は今の段階まで10日ほどで完成させたので、まだまだ改装中ではあるんですが…少しづつやっています。作業は、自分が中心となって行いました。会社が休みの知り合いに声をかけたら手伝ってくれたり……結構みんな協力してくれたんですよ。

ラボ④

――教室ではどんなことを
松野:今は子供から大人まで約40人ほどがこのアトリエに通っています。絵画教室っていうと習い事というイメージがあったりしますが、そもそも「従来の絵画教室」である必要はないと思っていて、やり方や順序を教えるというか。そういうのもあまりやってないです。困っていたらサポートをして、制作する難しさや達成感、充実感を得て貰えたらと思っています。子供達は今、クリスマス用に切り絵をやっていて、完成したら額に飾って、後ろから光を照して展示しようと考えています。

前向きに自分の作品を発信していけるような場所

ラボ⑤

―今後、ここをどんな場所にしていきたいですか?
松野:オープンなアトリエにしていきたいですね。受け身ではなくて、その人が前向きに自分の作品を発信していけるような場所。ギャラリースペースも作っていきたいです。

今後、このアトリエを知って行ってもらいたいというのが反面、僕が活動を続けていけば、おのずと広がっていくだろうと思っています。アートが持つ力はそういうものだと知っているからです。現代は生きる上での価値観が変わってきているから。その価値観を広げたり、認めあったりする場所は必要だと思いますし。個人的には、絵を描きたいときは絵を描いて、歌を作ろうと思ったときは歌を作る。写真が撮りたければ写真を撮る。表現手段にこだわらず自分らしくいる時間が大切なんですね。発表の仕方は考え中といったところですが、そういった表現活動や空間作りが僕の仕事と言えていれば、一番良い。アートラボは「色んな生き方や、事例があっていいんだよ」と言える空間として、人から少し変わってるねって言われようが、まわりが「それでいいじゃない」と認めてあげる、物足りないなら新しい価値観を作っていく、そんな空間にしていきます。きっと、そんな空間があれば嬉しいって人はいるから。

最後に

ナガハマアートラボでは、現在何か一緒に面白いことができるアーティスト、クリエイターを募集しているそうです。
・一人じゃできないことがある人
・一人で確保できるスペースに限界があると感じている人
・新しいことがしたい人
興味がある方は、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。

[Nagahama Art Labo -ナガハマ アート ラボ-]
所在地:滋賀県長浜市朝日町8-23
アクセス:JR長浜駅東口より 徒歩5分。
tel:080-3841-0511(対応可能時間 火金土日13:00~20:00)
mail:info@art-labo.com

※こちらの記事はMediArtの転載記事です。